2015年1月17日土曜日

N響コンサート 第1800回

5253歩

天気も良く気温もそこそこあったが午後から風が強まり寒かった。
3時からのN響定期コンサートを聴きに原宿のNHKホールに行った。
今日も満席、開場前から長い行列ができていた。
今日の指揮者はジャナンドレア・ノセダでトリノの歌劇場の音楽監督で有名だった人だ。指揮棒だけでなく、全身で指揮を表現する人で見ていて楽しい。
演目はリムスキー・コルサコフの「見えない町キーテジの物語」
    プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番
    ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」
最初の2曲はそれほど馴染みも無く、淡々と終わり観衆の反応もあまり盛り上がらなかった様に思えた。最後の「展覧会の絵」は自分もいろいろな楽団と指揮者のCDで何度も聴いているので楽しみにしていた。いつもこの曲は実際にどの楽器でどのように演奏するのか興味もあった。
おなじみのトランペットのファンファーレの様な出だしが始まると、一気に気持ちが取り込まれてしまった。聞きなれた部分が演奏されると自然に身体が動いてしまう程軽快な流れで、太鼓とシンバルが繰り返し鳴り響き迫力あるエンディングで終わると、大変な歓声と拍手で演奏者も観客も興奮に飲み込まれた。凄い生の迫力、やっぱり良いなぁ!







今日は歴史的にも重要な日だった。


阪神、淡路の震災から20年。知人の子が今年成人式を迎える、震災のあった年に生まれた。あの時会社の同僚が大阪に単身赴任していて被災した、幸い怪我もしなかったが、その時の恐怖を後日本人から聞いたのを思い出す、あれから既に20年も経つとなんて、、、


テレビで被害者の現在を取材した特集を見た、女性だが脳に重い障害を受け殆ど身体が動かない、言葉も思うように出せない、あまりに悲惨な状態に強いショックを受けた。あの日自分も丸の内の会社に通勤していた、乗った地下鉄が違ったら自分も被災していたと思うと未だにゾッとする。
被災者の映像を見るに実行犯、指導者も『目には目を』同じ思いを本人もだが彼らの一番愛する人にも受けさせたくなる。強い強い怒りを感じる。


会社での評価が成果主義になって久しい、自分の会社もそうだったが、間違った成果主義は人を萎縮させ、かえってその人の隠れた能力を潰す事になりかねない。全員が〝平均点〝を取るようになり、思いもよらない天才的な発想の芽が潰されかねないと、当時思った事を思い出す。

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