2020年3月7日土曜日

特別休暇① 錨を上げよ🌸

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金曜日の夜から本「錨を上げよ」を読み上げた。
かなり厚い上下2巻の大作で2週間ほどかかった。
内容は作田又三という人物が生まれてから30歳を過ぎる位までの人生を記している。
この人物信じられないほど自分の感情を制御出来ない、所謂直情型で組織に入っても
しばらくすると誰かと衝突し、自分を抑える事が出来ず組織を割ってしまう事をずっと
繰り返している。大阪の生まれで経済的にも厳しい環境の4人兄弟の長男である。
あまりにも抑制の効かない性格描写に、読み始めてすぐ呆れてしまうが、最後まで
読みとおしたのは、この主人公が生まれた時代だ。ちょうど自分が生まれた年より数年
遅いだけで、ほぼ自分の30歳までの人生と同じ時代背景であった事が本を投げ出さな
かった理由かもしれない。
破天荒な人生で失恋すると、全くそれまでと関係ない北海道に渡り船乗りになる。
この辺り自分の人生と重なるところもあって面白い。
大学に入るが中退する、何かに夢中になると素晴らしい才能を発揮する。
多分、作家百田直樹の自伝的な部分が大きいのではと、想像する。
百田と言えば「永遠の0」が強烈に印象に残っている。





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