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図書館で借りた本2冊を読み終えた。
中島京子の「小さいおうち」、と斉藤智祐の「KAGEROU」。
2冊ともちょっと普通とは違った小説だった、「小さいおうち」は語り部がおばあちゃんで、自分が戦前、戦中に女中だった頃の回顧録的文章になっている。最初は作者自体の回想かと勘違いした程、何だか文章にリアリティがあった。
「KAGEROU」は自殺願望者が秘密のドナー取り扱い業者(?)に一時命を助けられ、その後お金をもらって全身ドナー提供者(結局死ぬことなるのだが)になる契約を結ぶ話である。
自殺を通して、生きること死ぬことの意味を語っているのが、なかなかユニークだった。
この2冊とも、図書館の貸し出しベスト○○に入っていて、予約して借りられるまでかなりの月日を要した話題の本のようである。
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