2015年7月18日土曜日

同窓会 伝書鳩 秋葉原

11104歩

一年ぶりに学校の同窓会が上野であったので、秋葉原で買い物してから参加した。
一学年下の人達が主体の同期会だが、海洋部の同窓会も兼ねているので呼ばれた。
19名の参加があったが、北海道から駆け付けた人もいる、1年先輩が一人、自分の学年は自分だけだった。
皆さんちょうど定年を迎えて、継続雇用等で現役を退き第二の人生を歩んでいる。
去年も同じことを書いたが、知っている人は3割位しかいないにも関わらず、同じ学校を出てそれぞれ別の人生を歩んできているのだが、話を聞くとびっくりする位、人生随所で接点がある。
電気・通信等学んだ知識が共通だからかもしれない。

大手通信企業にいた人は実家が漁港で、お父さんは漁船の通信士だったが、彼の小さいときはまだ無線機の性能がお粗末で、なんと漁船団と陸の胴元との連絡の主役は「伝書鳩」だったという。
獲れた魚の量と種類、帰港時間等を知らせるのに2羽以上の(途中で鷹に襲われる危険あり)伝書鳩にメッセージを持たせて、船から放ち陸に知らせて魚の受け入れ態勢を整えたという。
その頃でも早い情報で動くことによって、魚のセリの値段が有利になるので、貴重な通信手段だったそうだ。
彼の小さい頃の家事手伝いで「伝書鳩の世話」はとても重要だったようだ。
また、入港時に霧が出ると、港で年寄りが「フイゴ」で低い音を発し、船に港の位置を知らせたという。
とても同世代の人の子供時代の話とは思えないビックリの内容だった。
しかし自分の実家でも山からの石灰の運搬にまだ馬車が使われていた事を思えば、まだそういう時代だったのかもしれない。

皆さんの話を聞くと、自分たちが学校で学んだ通信の技術はアナログ時代のもので、今は完全にデジタルになっており、通信の世界で仕事をしているにも関わらず、自分たちの知識は全くの時代遅れになっており、世代交代が終わっているようだ。
アンテナの有名メーカーで支店長まで務めた人も、定年前にテレビの地デジ化が終わり、アンテナの需要が1/4に激減し大幅な人員整理にあって自分も退職勧告で辞めて関連企業に再就職したという。

もう一つ驚いた話は、やはり大手通信企業だが最近社内でネットにつながったパソコンでの仕事は禁止されたという。連絡はスマホ等で行いパソコンに入っている情報がネット経由で海外等への漏洩を恐れての処置だという。
通信企業だからネットのセキュリティー対策も高度なのだが、それでも防ぎきれないという。

皆さんが言っていた事だが、会社での正規社員の割合がどんどん減って、アルバイト・臨時契約・派遣社員等の非正規化が想像以上に進んでいるようだ。
自分だけでも食べていくのが大変で、結婚や子供を持つ事が出来なくなっている。
憂うべき時代になってきているのか。

3時間ほど楽しんで別れた、皆さん近くのカラオケに行くとの事で、降り出した雨の中帰宅した。

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