2014年2月22日土曜日

どこにも行かない(行けない?)日

578歩

今日は久しぶりに小田急沿線ウォーキングが予定されていたので行くつもりだったが、朝ずるずるしていたら行きそびれてしまった。
午後も六本木に絵画展に行く予定だったが、直前になって億劫になり中止した。
夕刻からは新宿にあるジムに行く予定だったが、これも気分がのらずキャンセルした。

唯一地元の図書館に行って、本とCDを借りてきた。
CDは諏訪内晶子の「ツィゴイネルワイゼン~パッション」、これは楽しみだ!!
本は昨日本屋で立ち読みした水泳の本があったので即借りた、ラッキー!

昨日からipadで読んでいた桐野夏生の「残虐記」を読み終えた。
10歳の少女が変質者に誘拐され1年間監禁される内容で、非常に暗いミステリーだった。
少女が解放されて、被害者なのに世間の好奇の目に晒された時に、少女の内で変質する精神状態が克明に記されているのが、この作家の特異な点だろう。以前読んだ「東京島」にも通ずる所があった、極限状態に置かれた人間、特に男と女の関係を独特の筆致で描き上げていく。
この作品を読み始めてすぐに頭を過ったのは、数年前に新潟で起きた同じく少女が拉致監禁され9年もたって解放された事件だ。本の巻末の解説を読んでみると、やはり作者はこの事件に触発されてこの作品を書いたようだ。それにしても恐ろしくおぞましい事件だった。









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