2008年5月8日木曜日

携帯電話の会話

東京で蛍光灯を買おうと、近くの大型スーパーに自転車で行った。
買い物を済ませて帰路、どうも自転車が重い、途中おかしいと思って降りてみたらパンク。
幸い買い物したスーパーでも自転車を販売しており、パンクの修理もしてくれると言うので 修理が終わるまで待つこととした。店の前でたこ焼きの露店がやっており、そこに並べて あった椅子に座っていた。程なくして35-40歳位のラフな格好をした男性が自分のすぐ 隣の椅子に座った。椅子は何脚もあるのになぜ自分の目の前の近いところに座るのか ちょっと不思議におもっていたら、その男性やおらポケットから携帯電話を取り出してかなり 大きな声で話しはじめた。「また、お前か、おれは忙しいからお前の相手はしていられない、 、、、おれは将来、仙人になるんだ、タバコ吸うけど、山にこもって、日ごろは山菜や木の実 など食べて、自給自足の仙人になるんだ、、、まあ、一ヶ月に一度は肉も食いたいから、 その時はイノシシを捕まえて、その肉を鉄板で焼いて塩・コショウで食べるんだ。お前にもその時は分けてやるが、、、ただ、そんな山奥までヤマトの宅急便が来るか分からん、 まあ、佐川急便なら来てくれるかもしれないが、、、うん、うん、そんじゃ、、、」
また数分後、ポケットから電話を引っ張り出して「なんだ、また、お前か、おれは忙しいんだ、おまえな、フィリピンから歩いて帰ってきたって言うけど、おかしいじゃないか、 考えてみろ、フィリピンと日本の間には海があるんだぞ、なんで歩いてこれるんだ、、 おかしいじゃないか、、、だからおれはいそがしいんだ、、何度もかけてくるな、、、」と。
また数分したら「だから、俺は忙しいから、お前の相手なんかしてられないんだ、、、だから、おれは以前一ヶ月以上入院していて、点滴だけで生きていたんだ、喉がかわいて 洗髪してもらったとき、その水をすすって生きていたんだ、、、だからお前も、、、」と。
同じように都合5回位の電話の会話をして席を発っていった。
変わった人だなっと思っていて、時間が来たので自転車コーナーの方に歩いていったら、その近くで、、「だから俺は忙しいんだ、、将来おれは仙人になるんだ、、、」と聞こえてきた 、先ほどの男性が人ごみの中で携帯で話をしていた。
要するに彼は、携帯電話に向かって独り言を話していたようだ、それも内容を誰かに聞かせたくて人ごみの中で大きな声でパフォーマンスしていたわけである。
自転車のパンク修理代980円、なかなか興味深いパフォーマンスの拝聴料としては安い 代金だったかもしれない。
いろんな人が居るもんだぁ。

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