2013年11月3日日曜日

久しぶりの秋葉原探索

9080歩
心配した天気も崩れず、予定していた秋葉原探索を友とした。
初めは彼と数年前に行った、ハイレゾの専門店を訪れようと記憶を頼りに探したが、もうつぶれたのか店は見つからなかった。秋葉原の新陳代謝は大変なものがあるから、新しい勢力に淘汰されたのかもしれない。

次は馴染みの「秋月電子」に行った。ここはそれこそ日本中に顧客がいて店は小さいが息の長い商売をしている。ちなみにうちの大学の先生にもファンが何人かいて通販で製品や部品を購入している。
ここでは以前から気になっていた、USBアンプを購入した。価格は600円と安いが中身は数万円の価値がある内容で、完成させて早く試聴したい。

次はこれも彼の紹介で、二人で何回も足を運んだオーディオ専門店「Sound Base 555」という店に行った。
ここは行くたびに新しい発見を体験させてくれる貴重な店だ。まだ一度もここで買い物をしていないが、いつも気持ちよく迎えてくれて、いろいろと丁寧に教えてくれる。
今回も友が持ってきた、1964年録音のピエール・フルニエのチェロ演奏のCDをかけてくれた。
スピーカーはJBLの創始者が造ったブランド「LANSING」の復刻版で、片チャンネルで100万円の高価なセット、それにこの店のオリジナル真空管アンプで聞かせてもらった。

最初はEL84EH(6BQ5)プッシュプルのキットで聴いた、音は録音された50年前を忠実に再現している感じの少し古いがとても穏やかな感じだった。店長も言っていたが、俺はチェロの名奏者だぞ!を全く前面に出さず、淡々とした気取りのない音だった。よって細かいチェロの弦のすれる音も隠れた非常に滑らかな演奏に聞こえた。

次にやはり店のオリジナルキットで6V6のシングルアンプで聴いた。私の個人的な好みから言うと、こちらのメリハリの利いた、すこし派手な音が好きだ。さっきと打って変わって奏者の個性を前面に出す感じで、弦をこする微細な音まで聞こえてくる。

この後、この店の常連さんが二人来店して、それぞれオーディオの薀蓄をたれて店主とやりとりしているのを聴いたりして、2時間程楽しい時を過ごした。

最後は大型電気店ヨドバシに行って、最新のハイレゾ対応の機器を試聴してきた。
ちょっと自分が知っている知識と矛盾する事があったので、店の人に尋ねたが、まだ新しい世界の機器に関する事だったせいもあって、残念ながら適切な説明は無かった。

ちょうど夕刻になったので、いつも行く居酒屋で軽く飲みながら、今日経験した内容や人生についての話などをした。そろそろ人生の終盤にさしかかった時なので、もちろん今も大切だが、非常に貴重な経験をした青春の頃の思い出や、出会った人たちをも大切にしていこうと、それには新たな一歩を踏み出す必要もあるのでは、と話し合った。

今日はオーディオ店で「音」をじっくり楽しめた、感謝!

このSPセットで100万円(箱を除く)

価格の表示

LANSINGの復刻版の銘

6V6のシングルアンプ(30,000円)

6BQ5プッシュプルアンプ(59,800円)新製品

秋月で購入したUSBアンプ(600円)


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